藤井四段25連勝!の素顔、強さにせまる・・


昨年12月のデビュー戦から快進撃を続けている将棋の藤井聡太四段が10日、
東京・将棋会館で行われた第3期叡王戦段位別予選で、梶浦宏孝四段に続いて、
都成竜馬四段も破り、公式戦連勝記録を25に伸ばした。

 毎日のようにメディアにあがる藤井四段は、もはや「時の人」。
中学3年生の藤井聡太四段(14)は昨年末のデビューから25連勝中。
そんな、素顔の彼はどんな少年なのだろうか?

 棋士は、学生時代に数学が得意だった人が多い。
同じく、藤井も誰よりも数字に魅了されている。
4つの数字を足したり掛けたりして合計10にするゲーム「メイクテン」にはまっている。
「車に乗っていても、周りの4ケタのナンバープレートを見て考えてしまいます」ほどのはまりよう。

 基本的にテレビはほとんど見ないようで、芸能人も知らない・・
ひふみんぐらい(笑)だと言う。
ただ、「ブラタモリ」と「ドキュメント72時間」はお気に入り。
冬は気象庁ホームページで各地の積雪量の変動をチェックするのが趣味という
かなり変わった趣味・・

終局後などのコメントでも「望外」「茫洋(ぼうよう)」「僥倖(ぎょうこう)」など中学生離れした単語を淡々と使いこなす。
数字同様に、言葉にも深い関心を持つ。

・愛読書は司馬遼太郎、新田次郎、沢木耕太郎

 「本を読むのは好きです。母が歴史ものが好きなので、家にあった司馬遼太郎作品などは手に取ってみました。旅行記とかは好きで、村上春樹さんの『遠い太鼓』も好きです。村上さんの小説は読んだことがないのですが…。椎名誠さんは『あやしい探検隊』シリーズがやはり…(好き)」

 学校から帰宅すると、おやつを食べて新聞を読むのが日課。

 「新聞を開いて読みたい記事を探すのは、盤上の局面を見て指し手を探すことにどこか似ている気がします。今は北朝鮮問題にけっこう関心があります。人類を絶滅させるミサイルが飛んで来たら…まあしょうがないかなって(笑い)。あと大相撲欄は読みます。推し力士はいませんけど、宇良関の技には注目しています」

 将棋との出会いは、5歳の時、表面に動き方が表示された駒を使う子供用の盤「NEWスタディ将棋」を祖母から贈られたのが
キッカケ。

 「もともとトランプなどでも勝つまでやるタイプだったので、勝つことがうれしくて。将棋に対する思いはずっと変わらないです。ずっと好きで自然にやってきた感じです。将棋を指したくないとか、駒に触れたくないとか思ったことは一度もないです」

 
 「おばのピアノ教室に少し通いましたけど、才能がないことは明白でした。音感はないし、手先も器用ではないですし。1年に1回くらい、いとこで集まってマリオカート(テレビゲーム)をやったりしますけど、めちゃくちゃヘタでちょっとオチます(落ち込みます)。他の習い事もしないで、比較的自由に将棋をやらせてくれたのはありがたかったです。小学生時代はそんなに学校も好きではなかったので、将棋という素晴らしいゲームと出会うことができて本当に良かったと思っています」

なぜ強くなれたのか?

 「なぜ、強くなれたか、ですか。そうですね…。自分でもそこまで将棋の勉強をしたという実感がないので、よくわからないんですが。将棋が好きだったからやってこれたかな、という感じです。詰パラ(=「詰将棋パラダイス」。難解な詰将棋が多く掲載される月刊誌)があれば、自然に問題を解きたくなりますし。将棋に関してつらいと思ったことはないですね」

 2012年に小学4年で棋士養成機関「奨励会」入会。
破竹の勢いで昇級昇段を重ね、昨年10月には加藤一二三九段(77)の記録を62年ぶりに更新する14歳2か月の史上最年少で棋士になった。