ゴルフ 場コース 管理でキツさワースト1位、台風後地獄作業

30を超える転職回数のおやじ実体験。今回は、転々としながらも、6年ほど、勤務経験のあるゴルフ場でのコース管理の仕事内容。どんな流れで日々の作業はすすむのか?特にきつかった台風後の修復作業など独自の感想手記です。

ゴルフ場コース管理業務、台風の後が最もきつかった

ハローワークで見かけて、応募したのがキッカケで某ゴルフ場でコース管理の仕事をしていました。
最も思い出したくないもの・・
一番きつい管理作業は台風のあとの荒れ果てたコースの手直しです。

コース内は、折れた枝や暴風雨で吹き飛ばれた葉っぱや、芝の刈りカスが雨風でとこどころに巨大な荒縄のよう
遠目には巨大なヘビがうねってる見たいな

とりあえず小さなうねりはスルーしてフェアウエイにある巨大ヘビをブロアーで吹き飛ばせるものは飛ばす
しかし、多すぎるともはや、散らせすのも時間がかかる

ひどいところは、熊手などをつかい回収

驚くのは台風の翌日でも、何とか、営業しようとするゴルフ場。しかしそれ以上に引いたのは、台風直後に訪れるお客さん・・

更に、コース中にまんべんなく散乱した折れ枝などをトラックにひたすらに積んでいく。

バンカーの崩れも尋常じゃないレベル。地肌がむきだしである。しかし、速やかな修復は時間的に無理。
優先順位的に、グリーン、フェアウエイ、ティーグランドなど、プレーにもろに影響する箇所から修復を目指す作業。

えげつなかったのは・・
台風翌日でも、何が何でも営業しようとする会社側の強い意向。
急いで、営業したい会社の指示で、途中休憩もないぐらいに使い倒されました。
熱中症にもなりかねない・・

もあっとした台風後の蒸し暑さの中、終わりが見えないほど、コース内に散乱してる、折れ枝や葉っぱを延々と拾い続ける。
バンカーなどもグランドキャニオンかと思うほど、粘土質の下地がみえ、砂が崩れ落ちまくっている。
これを、ある程度は機械でやってくれるが、細かくは、スコップ、レーキで手直しする。

プレー出来る最低限度までは、片付けが要るので、ティーグランド、フェアウェイ、グリーンの見栄えはなんとか確保するまでは作業は終わらない。

蒸し暑い最中の、枝拾い、特にバンカーの補修、ひたすらスコップ作業は地獄です。

よくあるのが、折れ枝や倒木でカート道をふさいでいたり、折れ枝がフェアウェイーに突き刺さっていたり
チェンソーや手ノコギリでばらしては、トラックの荷台に積む。

台風から数日間は、いつも以上に作業はきついです。

初日は、何が何でも、営業したい会社側の意向。朝5時前ぐらいから早出して、休み人も呼び出される緊急事態。
ゴルフ場のコース管理以外のレストランやフロントの方達までコース内の作業応援。
特に、肉体労働などしたことがない事務の方など、ボロボロになりながら、折れ枝集めたり、カート道路の清掃を手伝ってくれました。

時間的にも体力的にも延々としんどいのが台風後の作業。
他にもきついこと色々ありますが、台風に比べれば・・
大したことはありません。

一度台風後の作業を経験すれば、その他の作業が気楽に感じるメリットはあります。
季節的にも、くそ暑い、蒸し風呂のような中

延々と続く重労働、熱中症にもなりかねないほどです。

ゴルフ場コース管理のおおまかなルーチン

季節にもよりますが、朝は、グリーン刈と散水、ティーグランドやグリーン周りのブロアーでの落ち葉などの吹き飛ばし
アウト、インとスタートホールや練習グリーンなどから、各々割り振られてお客さんがスタートする前に全ホールこなします。

人により、フェアウェーやラフの刈り込みなど入りますが、新人は、まずグリーン刈を覚えることが第一歩でした。
コース内の仕事色々あれど、芝の管理、樹木の管理がかなりウェイトをしめます。特に、春先から夏は、のびがはやいので、芝刈りはじめ、コース内外の草刈で忙しいです。
乗用の刈り込みが出来ない、狭いところや傾斜のきついところは、スパイクたびを履いて、刈り払い機で草刈を延々と毎日やったりします。
刈り取った草をまとめてトラックの荷台へと積むときなど、夏場などは、本当にくらくらするほど。刈り払った草をくま手で山にして、ブルーシートなどに
載せて、荷台に積み込む。汗で作業着はびしゃびしゃ、ホコリまみれ、ブヨや蚊なども容赦なく飛び交うさ中
かなりなハード作業、慣れるまではボロボロでした。

ただ、日によっては、慣れて来ると、乗用の刈り込みをやらせてもらえることも。
やはり、乗用の仕事は気を使うとはいえ、カラダ的にはとても楽です。同じ職場とは思えないほど。
疲れ方は、持ち場によって、雲泥の差でした。
新人の時は、乗用作業がなく、カラダが慣れないこともあるのでしんどいです。

まぁ、徐々にバンカーならしなどから、乗用デビューさせるキーパーの方針でした。

ゴルフ場内には、色々な動物がいる

地域にもよると思いますが、自分の勤務したコースでは、たぬき、きつね、うさぎ、はくびしん、カラス、もぐら、へびを見かけました。
最も、多いのがカラスで、お客さんの乗ってるカートもすきあらば、食べ物でなくとも、かっさらったりして、本当に迷惑してました。
カラスは、コース管理の詰め所にも、人のいない隙に入り込んで、お菓子やら、その他盗んでやりたい放題。
グリーンのカップもかじったりで、カラスのせいでカップを切りなおしたり・・
たぬきも割りとちょくちょく見ましたが、夜行性なのもあって、暗いときが多かったです。
たぬきは、一箇所に大量の大便を積み重ねていくので、これもコース内だと始末しないといけないのでニオイがやばかったです。

動物などより、何よりもブヨが最もきつかった・・

カラスのいたずらなど、確かに腹ただしいのですが、それを遥かに上回る鬱陶しさが、ブヨの大群、恐ろしいつきまとい・・

勤めていた、ゴルフ場の土地柄か、湿地帯に富み、真冬意外は、常にそこら中にいる感じで、作業中つきまとわれて、本当にきつかったですね。
基本的には、人によっては、携帯の蚊取り線香や、虫よけスプレーなど、作業に行く前には、吹きかけて出動するんですが、
ブヨが対象に入ってる、虫避けスプレーでも、ブヨに有効なものに、出会ったことがありませんでした。

蚊には効いても、ブヨはガンガンに付きまとってきます、乗用の作業者に乗ってる時は、まだ、スピードで振り切れる感はあるけれど
通常作業、特に、グリーン刈りの時などにしつこくつきまとわれると、本当にきつかった。人が出す、エンジンから出る二酸化炭素にたかってきます。

ブヨは、耳の穴などにも、平気で飛び込んでくるしで、実に鬱陶しかったです。
唯一、有効だったのが、ネットで調べて、作った、ハッカスプレーをカラダに吹きかけたとき。

ただ、その効果もごく短時間で、こまめにスプレーしないと、なかなか効きが持続しません。
ブヨには、本当に要注意です。

ゴルフ場コース管理で働いて、良かったこと。ゴルフが上達した。

何をやっても中途半端で、中々長続きしない自分。お金はないのに、ゴルフ好きだった自分が、たまたま採用されてゴルフ場で勤務。約6年ほど継続して勤務できたのは、なにより、仕事以外の楽しさが大きな要因。

ゴルフ場によっては、休場日があって、その日に自分が休みであれば勤務するコースで、担ぎで同僚とラウンドしたり。
あるいは、支配人などに、紹介してもらって、近隣の他コースで格安でラウンドしたことも。

今思えば、貧困層の自分にとっては、ありえない贅沢な機会でした。本当にありがたかった。

ボールなども、ほぼほぼ買ったことがなかった。
仕事終わりに、軽く何ホールかまわったり。ゴルフ場勤務の作業中には、ボコボコとロストボールがあるので、ボールは増える一方。
さすがに、クラブや手袋は自前ですが、ボールには困りません。

練習場にもほとんど行かないで、コース内で練習。

練習場とは違ってコースだと、実際どのボールが一番飛ぶのか?など、自分なりに試せるので職場の仲間とよく打ち比べして遊んだりしてました。

一番の思い出は、テレビでトーナメント中継されるようなコースに紹介でラウンドさせていただいた時です。

静岡県にある、海際の某有名コースは、景観も最高で、バンカーもえげつない形で、難しかったけど、楽しくていい思い出になりました。

自分の場合、調子よければ何とか100を切るぐらいのレベルですが、それでも存分に楽しめました。
やはり、仕事以外で遊びを共有してると、仲良くなりやすい。数え切れないほど、転職した自分が長続きした要因です。

面接の時から、ゴルフ好きをアピールも引かれてしまうので・・
慣れてきたら、先輩らからのゴルフのお誘いあったりするので
ゴルフ好きの方には、魅力ある仕事かと思います。

ただ、仕事自体は、基本的には、年中、天候に関わらずに屋外での土方仕事のようなものなので
機械作業など、比較的にカラダが楽なのもありますが、最初から、早々やらせてもらえるものではないです。

体力的なきつさは覚悟されてください。

ゴルフ場コース管理の基本、グリーン刈りの感想など

ゴルフ場コース管理の仕事、グリーン刈は奥が深い