過去に、ゴルフ場に勤務していました。勤務体験の感想です。今回は、ゴフル場コース管理での、仕事内容。主に、グリーン刈、バンカーならし、ラフ刈り、カップ切りなど基本的な作業。そして、その他、多岐に渡るコース管理業務を季節や天候の違いがあります。中でもグリーン刈は最初は苦戦しました。ゴルフ場での仕事を探している方などの参考になれば幸いです。
コース管理の仕事、グリーン刈は、コース管理の基本です
まずは、新人はグリーン刈りを先輩について学び、練習を重ね、段階的に本グリーンを刈る感じです。
散水も、状況によりますが、グリーン刈りとセットと思ってよいと思います。
グリーンの周りには、スプリンクラーがあるので、コースによっては自動散水。
ただ、風などが強い時は、自動散水の勢いが流されて、届かない部分もでるため、消防用?みたいな、10m前後あるホースなどを使い、場合によってはホース散水します。
特に、前日にグリーンに目砂などをした場合は、散水が必要になります。
グリーンモア(グリーンの手刈り込み機)のローラー部分に浮いた砂が、かなりついて刈り込みに支障をきたすので散水で対処します。
散水後に、刈り込みって感じですね。
この散水のタイミングや何分ぐらいとかこの辺の判断が、最初はなかなか難しいです。
グリーン刈は、グリーンが凍っていて刈り込みできない冬場などは、溶け出してからの夕方前くらいまで日中に刈り込みます。
特に、冬場は、芝の伸びがとても遅いので、状況を見て刈り込みしてます。
対して、春先から秋までは、毎日刈り込みます。
グリーン刈はむずかしい!?見えない刈込みラインに悪戦苦闘
勤務するコースによっては、作業員の人数が足りなかったり、諸事情により、手刈りではなく、乗用での刈り込みもありますが、
新人がいきなりこれをやることは、まずなくて、基本はグリーンモアでの手刈りです。
おおげさに言えば、グリーン刈にはじまりグリーン刈に終わるじゃないけど、コース管理の基本中の基本と教育されました。
自分は、入社したのが、夏場だったので、歩く距離も相当なので体力的にもきつかったですね。
まだ、夏場でよかったです。なぜなら、刈込みがはっきりと目視できるからです。
というのも、刈り込みは、まず一本ラインを入れて、その隣、その隣と刈っていきます。
冬場は、芝の伸びも休眠中で刈り後が、刈込みのラインが全然見えない・・そんな事態が頻繁におこります。
この見えない中をなんとか刈らないといけない。メンタルがやられました。刈っているラインが途中、日差しの加減で見えなくなったり・・
あまりに、見えないので、軽く散水すると、見えやすくなったりもするのですが、勝手に散水すると怒られるので、そうそう散水できない。
自分なりに工夫して、目標地点に軍手や小枝など目印置いてなんとかやり過ごす感じでした・・
グリーン刈は、まず、真っ直ぐに刈ること自体も簡単ではないし、刃を上げるタイミングや折り返しのターンも難易度が高い。
ラインが見えにくいと見えないのに気を取られて、上げるタイミングをミスってカラーまで刈り込んだりしたこともあります。
夏場ならまだ、刈り込みがおわったら、成長してくれる芝も、冬場の刈込みミスは、芝が伸びてこないので、かじった芝が修復しません・・
冬場の刈りミスは、致命的なので本当に要注意です。
刈り込みがおわったら、グリーンモアを洗い、その後、グリーンモアの刃を研いでいきます。
研磨剤をつかい研ぐのですが、まず、はじめに、新聞紙を使って、刃の切れ味を左側、真ん中、右側と3か所ほど、刃を手で回しながら
切れ味をみていきます。そのキレ具合によって、研磨剤の塗る量を場所によって変えたりなど、簡単なようで奥深い作業です。
刃の減り方も、研磨の日常のやり方次第で、真ん中だけ切れないなど、刃の片減りなどになるので難しかったです。
この研ぎ作業は、中々苦戦しましたね。
多岐にわたるゴルフ場コース管理の作業
目土箱への補充、樹木選定、コース内などの案内板修繕、グリーンモアなどの機械整備
コース内で落葉などの収集
肥料まき、殺虫剤、殺菌剤、除草剤、バンカー均し、バンカー淵切り
冬場のグリーンなどシートカバーかけ、芝張替え、、グリーンコアリングなどなど、
まだあると思いますが、なかなか手広くあります。
天気も関係なく、雨の日でもカッパきての作業。ハードな割に給料は、手取り16~20万円とかなり厳しかったです。
ざっくり言えば、数多作業ありますが、コース内にある、落ち葉や折れ枝、芝カスなどを取り除いたり、芝や樹木の管理が主な仕事です。
中でも、グリーンは短く刈り込んだ上に、お客さんが入れば入るほど、そのダメージがあるので、グリーンキーパーの手腕を問われる特に重要な箇所です(その他も重要です)
特にグリーンでの仕事は、とても大事。
散水や薬剤散布、目土や目砂、肥料、穴あけ、ローラなどなど盛りだくさんです。
刈り込みも、フェアウェイ刈り、ラフ刈り、カラー刈り、アプローチ周り刈り、ティーグランド刈りなどあります。
基本的には、これらは、乗用の刈り込みになります。芝カスのバケットがない乗用は、神経は使いますが、カラダは楽です。
ただ、新人の場合は、コースにもよるでしょうが、中々乗用の機械作業はやらせてもらえないかもしれません。
乗っても、バンカーならし機ぐらいでした。
はじめの内は、グリーン刈や、刈り払い機での草刈がメイン。
その他膨大におよぶ、コース内の樹木の手入れ
樹木剪定、バリカンや手ノコを使ったりもします。最初の内は、先輩の切ったりした後の掃除がほとんどです。
秋からは、落ち葉とのたたかい?
特に、秋口からは、コース内のいたるところで落葉してるので、乗用のブロアーや、人力で背中にブロアーしょっての吹き飛ばし作業が延々と続きます。
コース管理の仕事は、季節や作業内容により、きつさの差はあれど、基本は体力勝負
自分の場合造園のアルバイトの経験があったので、きつさは想像できたのですが、それでも、夏場や悪天候の中での刈り払いなどは本当にきつかったです。雨でもカッパを着て、ムレムレの状態で作業したり、冬は冬で寒い
ただ、夏場を乗り切れる体力があれば、年間やっていけるかと思います。
体力はあるにこしたことはないですが、中には、カラダの強くない感じの人もいるので、過度に不安になることはないと思います。
ただ、年間通して、雨など関係なしの屋外作業なので、カラダは日頃から本当に大事にしたいところです。