大谷翔平が取り入れるドライブラインは、ダルビッシュ、藤浪晋太郎も利用

昨シーズンオフに大谷が訪れたのは、ドライブイン・ベースボールという、シアトル郊外にあるトレーニング施設。最先端の科学的なアプローチで、MLBはもとより、日本からも多くのアスリートが訪れる。有名なところでは、ダルビッシュが取り入れ、ダルビッシュと自主トレも合同でやる藤浪も感化されて取り入れている。他に菊池雄星など数多の選手が利用している。

大谷翔平が壁に向かって投げる、ボールは何なのだろう?


オールスター戦にて、一平さんに補助してもらいながら、重さの異なるボールを投げ込む大谷。その後に、通常ボールでのキャッチボール実施。
ドライブラインとは シアトルにあるデータ分析を駆使した最先端野球トレーニング施設。ハイスピードカメラ、ボールの軌道やスピード計測器などを使って選手のトレーニングを記録し、データに基づき能力アップを図る独自のプログラムを持つ。有名なのは通常の野球ボールよりも重い「ウェイテッドボール」を投げるトレーニング法で、球速アップが見込める。メジャーではレッズの先発右腕バウアーら多くの選手が施設を利用しており、最近ではメジャーの球団が同施設からスタッフをコーチとして招聘(しょうへい)するケースも出てきた。

大谷が訪れた野球トレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」では、モーションキャプチャーによる動作解析だったり、専用の機器によって、選手の動き、データを解析する。
データ収集や動作解析などを行い、科学的にレベルアップを図るもの。

画一的なものではなく、選手個々によって、カラダの使い方などは、様々なので、各々に応じたアドバイス。
そのアドバイスを元に、レベルアップをはかるのが目的。

しばしば大谷が外野の壁際で投げる、カラフルなボールが、ドライブラインで提唱されている、トレーニングボール。
いくつもの重さがあるボールを使い分けて、壁投げをしていく。

これが、大谷がよく、外野の壁に向かって、投げ込んでる、カラーボール、通訳の水原一平さんに、球出しや、球速などのデーター計測アシストをうけながら
入念に、投げ込んでいく。

投球練習時は、腕にかかるストレスレベルを計測するため」として、ドライブラインロゴ入りの右前腕にサポーター状のバンドをはめる。

定期的な血液採取に加え、このバンドでデータを収集「年間を通して、一番いい登板間隔の過ごし方や球数を探していく。
大谷は、ケガもあり、年間を通してのデーターがとれてないので、練習時の適宜、バンド着用をルーティン化している。
翌年には、一年間の貴重なデーターが参考になってくるだけに心強い。

ドライブラインでは、選手に必要なものをアドバイスします。データによる傾向を見て、なにが必要かを個別にアドバイスします。
それをもとにトレーニングをし、2、3週間後にまた計測し、どんどん改善点を積み上げていきます。
決して特定の理論やフォームを教えるわけではなく、選手の特徴に合わせた指導をするトレーニング施設。

 大谷のブルペン入りを見守った、エンゼルスのジョー・マドン監督「去年のどんなときよりも腕の振りが良かった。去年は、ときにボールを押し出すような感じだったが、今回はもっとゆったりと投げ、腕の振りのアプローチも良かった」とその効果を認めている

大谷がドライブラインで行われた、動作解析などのデータは、エンジェルス球団の医療チームに渡され、疲れのピークはいつか?どれぐらいで休養をとるべきか?など
有用に使われている。

成果が著しいドライブラインベールボールに有名選手導入が止まらない・・

オフには続々と訪れる選手達。有名になりつつある、色違いのボールで壁投げなど、注目度は高まるばかり。
 ドライブライン施設は、昨季のサイ・ヤング賞に輝いたドジャースのトレバー・バウアー投手も長年ヘビーに利用してることで有名。
他にも、同賞3度を誇るドジャースのレジェンド左腕カーショーや守護神ジャンセン、マリナーズの菊池雄星ら多数の有名選手が名を連ねる。

徹底した科学的分析に基づいたトレーニングで、菊池雄星が復調

中々調子が上がらず、結果の出せない菊池雄星は2020年のオフから投球フォームの改造に取り組んでいた。
オフにはドライブラインでトレーニングを積み、フォームの見直し、投球を研究した。
今季は成果が現れている。
昨季の菊池は、まずフォーシームファストボールの平均球速が92.5マイルから95マイルへ劇的に向上。
9イニングス平均の奪三振も凡庸な6.5から十分合格点の9.0へ、同被本塁打も悲劇的な2.0から0.5という卓越した数値へ目覚ましく改善されている。
新しいフォームは大きな成長につながった。
平均球速は2020年に比べて3キロ近く速くなり、5月30日のテキサス・レンジャーズ戦では自己最速の98.5マイル(約158.6キロ)もマークした。
腕の軌道を変えたほか、モーションを小さくし、コンパクトでシンプルなフォームになるようトレーニングを重ねた。

体調不良で試合こそ出れなかったものの、オールスターに見事選ばれた菊池
不調にあえいでいた菊池にとっては、3年目の今季は正念場。
更なる、活躍に期待したい。

藤浪晋太郎のドライブイン導入キッカケは、ダルビッシュのススメ

「ドライブライン」参加のきっかけはカブスのダルビッシュだった。「もともとダルビッシュさんと自主トレさせてもらった時に、ダルビッシュさんがちょっと重たいボールとかを使ってトレーニングをされていて、知っていて」。今年の初めに「これ面白いから使ってみたら?」とドライブラインで使うボールを送られ、シーズン中に取り組んでいたという。この日は、重さや大きさが違う13種類のボールで実施するトレーニングを試した。
動作解析の専門家の分析をもとに、よりよいフォームで
コントロールとスピードの追求に専念する。